酵素ダイエットで痩せない理由

酵素ダイエットをしても痩せない場合があります。芸能人とかモデルのブログを見ると１カ月で５キロとか10キロ痩せた人はたくさんいます。

だけど実際に酵素ダイエットをしてみて全く痩せなかった場合、何かやり方に問題があるのでしょうか。

実際に痩せなかった場合のやり方の問題点を含め、酵素ダイエットで確実に痩せる方法を解説します。

間違った酵素ダイエットの一例

浜田ブリトニーが痩せた酵素ダイエットと言えばベジライフ酵素液です。浜田ブリトニーの場合は２カ月半で－10キロ、１年半で－15キロのダイエットに成功したと公式サイトに書かれています。

例えば運動をしない20代の女性が昼食をベジライフ酵素液に置き換えて、残りの２食は好きなだけ食べるようなダイエットをした場合のことを考えてみましょう。

この女性の現在の体重を60キロと想定してみます。体重60キロの運動をしない20代の女性の１日消費カロリーはおよそ1990kcalです。これを３食で割ると１食当たり663kcalになります。

昼食をベジライフ酵素液１杯（14kcal）に置き換えた場合、昼食だけで考えると649kcalのカロリー制限ができています。これは体脂肪に換算して90gに相当する制限カロリーです。

でも朝食でカレーライス（950kcal）を食べ、夕食でハンバーガーなど（978kcal）を食べた場合のことを考えてみましょう。

朝食950kcal＋昼食14kcal（ベジライフ酵素液）＋夕食978kcal＝1942kcalとなり、１日３食の合計で考えるとほぼ１日消費カロリー（およそ1990kcal）に匹敵するくらいカロリーを摂取することになります。

昼食を酵素ドリンクに置き換えてダイエットをしているつもりでも、実際の１日摂取カロリーの合計が１日消費カロリーとほぼ同じなら痩せるのは不可能です。

摂取カロリーを減らせば痩せるのであり、それは酵素ダイエットにおいても他のダイエットと同様に例外はありません。

よって、正しい酵素ダイエットのやり方は、置き換えをしない他の食事で通常通りに食べること（好きなだけ食べないこと）です。

先ほどの女性の例（１日消費カロリー＝1990kcal）の場合、１日消費カロリーを３食で割ると１食当たり663kcalになるので、朝食と夕食で摂取するべきカロリーは663kcalです。

朝食と夕食の摂取カロリーを663kcalに抑えたうえで昼食をベジライフ酵素液１杯（14kcal）に置き換えた場合、毎日90gずつ体脂肪を減らしていくことができます。