なぜ生理中はむくみやすく体重が増えるの?

生理中にはむくみで体重が増えてしまい、食べる量を減らしても何をしても体重が減らないのでいつも不安になると思います。

このような生理中の体重増加は生理が終わるとやっと元に戻るのですが、できれば生理中に体重が増えない方法があれば知りたいと思っていることでしょう。

生理中になぜ体重が増えるのかの理由を含め、生理中に体重をできるだけ増やさない方法について解説します。

生理前や生理中に体重が増加する原因

体重が増加するのは生理前から生理中にかけての期間だと思いますが、いつも生理が終わる頃には増えた体重が元に戻っているはずです。

この生理前や生理中に体重が増える原因はむくみです。そして、このむくみは月経随伴症状と呼ばれるものの症状の1つです。

月経随伴症状とは生理周期に伴って体や精神に様々な不快な症状が現れる現象のことです。この不快な症状が生理前に現れた場合には、これを月経前症候群と呼びます。

月経前症候群(月経随伴症状)の不快な症状は下腹痛、頭痛、便秘や下痢、めまいなど幅広く、この症状の一部としてむくみや体重増加も含まれています。

この月経前症候群のせいで、生理前や生理中に体重が増えるのです。

生理は体に様々な変化を引き起こします。体のホルモンバランスの崩れもその1つです。このような生理による体の変化が月経前症候群の原因とされています。

生理周期に伴うむくみや体重増加の原因は月経前症候群にあるので、月経前症候群の症状を軽くすることができればむくみや体重増加も軽くできるはずです。

では、どうすれば月経前症候群の症状を軽くすることができるのでしょうか。

月経前症候群の症状を軽くする方法

もう1つの月経前症候群の症状を引き起こす原因となるのがストレスです。

その時の生理によって症状が重かったり軽かったりすると思いますが、この症状の重さを左右する1つの要素が心で感じるストレスなのです。

だからこそ、できるだけストレスをため込まないように発散することが重要です。ストレスを感じないように工夫できれば月経前症候群の症状も軽くなり、むくみや体重増加も軽くなるというわけです。

生理周期で痩せるペースを変えないこと

生理が来る前や生理中は痩せにくい時期なのでダイエットをせず、生理が終わったら痩せ期に入るので集中的にダイエットをしよう。このような情報を見たことがあると思います。

しかしこの生理周期による「痩せない時期」「痩せ期」というのはただのまやかしです。実際には上に解説した通り、月経前症候群の症状の1つであるむくみが一時的に体重を変動させただけで、体重が変動しても体脂肪の量は変化していません。

むくみは体調が戻れば必ず引きます。しかし体脂肪は摂取カロリーと消費カロリーを変えなければ減りもしないし増えもしません。

ダイエットを考えるうえで体脂肪が増えることは深刻ですが、むくみで一時的に体重が増えることは体のささいな現象の1つです。

生理前と生理中はむくみが起こって体重が増えるのが普通で、生理後にむくみが引いて体重が元に戻るのも普通のことなのです。この体重の変動には「太る」も「痩せる」も関係ないことを知っておいてください。