産後ダイエットで母乳でも痩せない原因

産後ダイエットでは母乳をあげると自然に痩せると言われていますが、完全母乳にも関わらず体重が妊娠前まで戻らない場合もあると思います。

例えば、産後4ヶ月が経過しているのに出産直後から1キロくらいしか体重が減らなかった場合、その原因は何なのでしょうか。

摂取カロリーが多すぎるから

完全母乳でも痩せない場合は摂取カロリーを見直した方がよいのかもしれません。無理な食事制限をすると赤ちゃんに栄養がちゃんと届くのか心配になるとは言え、だからと言って好き放題食べていては痩せなくて当然です。

一般的な話をすると、産後4ヶ月の時点で7割程度の人が妊娠前の体重に戻っていると言います。だから、産後4ヶ月の時点で出産直後から体重が1キロくらいしか減っていない場合、一般的な人より体重の戻りが遅いと言えます。

普通はダイエットには辛い食事制限がつきものです。だけど完全母乳の場合、授乳によって1日当たり450kcalくらい余分にカロリーを消費しています。

それにも関わらず体重がほとんど減っていないわけですから、かなりの過食気味だということです。

もし授乳が終わっても同じ食事を続けた場合、今より1ヶ月当たり2キロくらいずつ体重が増えていきます。授乳が終われば450kcal余分に消費されていたものがなくなり、消費カロリーが普通の人と同じところまで減ってしまうからです。

摂取カロリーを正常なところまで減らしつつ、和食など栄養バランスに優れた食事メニューで食事をすることが理想的です。

骨盤ダイエットに頼っていない?

もし産後に骨盤ダイエットで痩せようと考えている場合、間違いなく無駄な努力に終わるのでやめた方がよいと思います。

骨盤を締めると痩せるなどと言われて骨盤ダイエットの関連商品もたくさんありますが、「骨盤を締めると痩せる」ということに医学的な根拠はありません。

問題は、骨盤ダイエットをしているという安心感から、今体重が戻らない原因が食事量にあることに気が付いていないことです。

どれだけ効果が高いと説明されている骨盤ダイエットグッズを毎日使用しても、体重が1gさえ痩せることはありません。

根本的に食事量に問題があると気づくことがまず第一歩です。