ダイエットの効果や体重が落ちるのはいつから?

ダイエットの効果が現れて体重が落ちるのはいつからなのでしょうか。痩せようと努力して運動や食事制限をしてもなかなか体重計の数値が減らず、今やっていることが本当に効果があることなのか不安になることもあると思います。

特に毎日ジョギングをしたり食事も腹八分目にしたりと、きちんとダイエットをこなしている場合は不安や残念な気持ちも大きいはずです。

そこで、ダイエットを開始してから実際に効果が出始めるまでの期間について解説します。

なぜダイエットしても体重が減らないのか?

体重が減らない原因として、体脂肪がそれほど減っていないことが挙げられます。運動でダイエットをしている場合は特にそうです。

体重60キロの人が15分ジョギングをした場合のことを考えてみましょう。ジョギング15分の消費カロリーは78.7kcalくらいです。これを体脂肪の量に換算すると10.9gくらいになります。

15分のジョギングを1か月間毎日やったとしても、1か月後に減っている体脂肪の量は328g程度です。体重計で計ると0.3キロの体重が減っているに過ぎません。

食事制限の場合のことを考えてみましょう。毎日240kcalの食事制限を30日続けた場合、体脂肪は1キロ減ります。体脂肪が1キロ減れば体重計の数値も1キロ落ちていると思いますが、実際にはそうとも限らないのです。

体脂肪以外の要素で体重は数キロくらい常に変動する

体重は体脂肪以外の要素で数キロくらい常に変動しています。だから、ダイエットで2キロの体脂肪を減らすことに成功できたとしても、体脂肪以外の要素で2キロ体重が増えればプラスマイナスはゼロになるということです。

体脂肪以外に体重を変動させる要素としては、体の水分量が一番大きなものです。

例えば500mlのペットボトルの飲料を飲み干せば、その直後に0.5キロ体重が増えています。逆に、おしっこをした直後には0.5キロの体重が減っている可能性があります。(おしっこ1回の平均は200~500ml)。

運動をして汗を流した直後に体重計に乗ってみると、大幅に痩せていて嬉しい気分になることがあると思います。実は汗で体の水分が失われたから体重が減ったのであり、痩せたから体重が減ったわけではありません。

また、便秘の人の場合は体の中にある便の重量も考えておく必要があります。便秘で1キロくらいの便が大腸に残ったままの状態なら、体脂肪に関係なく体重は1キロ増えています。

何か月後から体重が落ち始めるの?

少なくとも体脂肪以外の要素で1、2キロくらいは体重が変動する可能性があるので、2キロの体脂肪を減らした時くらいから体重計の数値に現れ始める、くらいに考えておきましょう。

2キロの体脂肪を減らすためには、2カ月で達成すると仮定すれば1日当たり240kcalのカロリー制限をする必要があります。また、4か月で達成しようと思えば1日当たり120kcalのカロリー制限です。

現在1日当たりどれくらいのカロリー制限ができているのかを考え、2キロくらいの体脂肪が減った辺りから目に見えたダイエットの効果が出始めると考えておきましょう。