体重が減らず脂肪だけ減るのはなぜ?

ダイエットしていて脂肪は減るのに体重が全然減らないこともあると思います。体重計で計ると体脂肪率は減っているのに体重が全然減っていかない…。ダイエットも長期間続けているのに体重が減らないのはがっかりだと思います。

毎日のようにジョギングやウォーキングなどして運動を頑張っていても体重が一向に減っていきません。

ちょっと待ってください。ダイエットの本来の目的は体型を美しくすることであり、体重は体型を整えるほど重要なことではないのです。ダイエットを続けていって体型が整った結果として体重が落ちていた、というのは本来の正しい順序です。

しかし、ダイエットの目的を「体重を減らすこと」だとばかり考えている場合、本来のダイエットの目的からそれてしまっているのです。

体重が減ったところで、周囲から体を見られた際に必ずしもキレイだと思われるとは限りません。でも体型が整った場合、例外なくキレイだと思われるということです。

冒頭の内容「脂肪は減るのに体重が全然減らない」ことがどういうことを意味するのかを考えてみましょう。これはどういうことかというと、一言でいえば体型が以前よりも整ってきたということです。

体重が減ったからと言って、必ずしも体が細くなるわけではありません。しかし、体脂肪率が減れば必ず体は細くなるのです。体の細さと体重が無関係だとは言いませんが、体の細さにダイレクトに関係しているのは体脂肪率の方です。

たとえ体重が全く変化していなかったとしても、体重計で計って体脂肪率が減っていたとすれば、体型は間違いなく細くなっています。

体重に変化がないのになぜ体型が細くなるの?、と不思議に思うかもしれません。体重が減らなくても体脂肪率が減れば体が細くなる現象がなぜ起こるのかというと、体の脂肪が軽く筋肉が重いからです。

ダイエットを続けていても体重が変化せずに体脂肪率だけ減るということは、体の脂肪が減った代わりに筋肉が増えたということです。これはかなり健康的で美しい理想の痩せ方であり、運動を取り入れたダイエットで痩せた場合にこういう現象が起こります。