体全体の脂肪を落とす具体的な方法

効率よく体全体の脂肪を落とすにはどうすればよいのでしょうか。ぽっちゃり体型が気になって、このぽっちゃり体型の悩みを解消させるためにいろいろなダイエットを試してきたと思います。

例えば足が太いのが気になってスクワットをしたり、お腹のぽっこりを解消させるために腹筋をしたり。また、ウォーキングや自転車で有酸素運動をしたこともあると思います。

これだけ運動をしても体の脂肪がほとんど落ちてくれない・・・。

そこで、どのようなダイエット方法が一番脂肪を落とせるのかを含めて、体全体の脂肪を落とすための具体的な方法を解説します。

スクワットや腹筋で脂肪を落とせるのか?

足の脂肪にはスクワットを、お腹の脂肪には腹筋をすればよいと思っていないでしょうか。実はこのような筋トレに近い運動では脂肪を落とすことはできません。

なぜなら、スクワットや腹筋をしてもそれほどカロリーを消費できないからです。スクワットや腹筋の消費カロリーはかなり少ないのです。

もし足の脂肪が気になるからといってスクワットをした場合、脂肪を落とすよりもむしろ太ももの筋肉を付ける結果となります。

足を細くしようとしてやったスクワットで逆に足が太くなるのです。

腹筋の場合も同じです。腹筋は脂肪を落とすよりもむしろお腹に筋肉を付ける運動になります。多少腹筋があった方が引き締まって見えるのであればやってもよいですが、純粋にお腹の脂肪を落としたければ腹筋をしてもあまり意味はないでしょう。

脂肪を落とせる運動は何?

効果的に脂肪を落とす運動は有酸素運動です。筋トレはあくまでも筋肉を付けるためのトレーニングですが、有酸素運動なら効率よく脂肪を落とせます。

どんな有酸素運動がよいのかは一概に言えません。なぜなら、あなたが一番続けやすい有酸素運動が最も脂肪を落とすのに効率的だからです。

もし運動が苦手ではない場合、ジョギングをするとよいでしょう。運動が苦手ならウォーキングがよいと思います。

最も効果的な運動はやっていて楽しいと思える運動で、例えば純粋に山登りが好きならこれが脂肪を落とす最善の運動です。

テニスでもウィンドウショッピング(お店を見て回るために歩くから運動になる)でも、体を動かすことが苦にならず楽しいと思える活動をすれば、それが知らず知らずダイエットになっています。

要は痩せたければアクティブに活動しましょう、ということです。

食事制限の方が短期間で脂肪を落とせる

やはり体全体の脂肪を短期間で落とすためには食事制限も必要です。運動も確かに脂肪を燃焼させますが、運動で消費できるカロリーはそれほど多くありません。

脂肪を落とすためにはカロリーコントロール(カロリーを消費するか摂取カロリーを減らすこと)が必要ですが、運動よりも食事制限の方が短期間でより多くの脂肪を落とすことができるのです。

ジョギングを1時間も続けてやっと消費できるカロリーは378kcalです(体重60キロの人の場合)。この消費カロリーは脂肪の量に換算して約52gほどです。

運動がよほど好きな人でない限りジョギングを1時間もできないと思います。普通の人はせいぜいできて15分くらいではないでしょうか。

でも食事制限で同じだけのカロリーコントロールをする場合、運動よりも精神的な苦痛が少ないはずです。お茶碗一杯分のご飯が230kcalくらいなので、ご飯を半分残すだけでも115kcalくらいは摂取カロリーを減らせるのです。

あとは、肉の脂身を取り除いて食べるだけでもかなりの摂取カロリーを減らせます。同様に天ぷらやカツなら衣をとってから食べる。

食事制限はご飯を食べないことだと単純に考えるとあまり摂取カロリーを大幅に制限できないかもしれませんが、そうではなく食べ方を工夫するだけでもカロリーは制限できるのです。

お腹がすいてどうしても何かを食べたければ、野菜たっぷりのみそ汁を飲めばそれほどカロリーを摂取せずに満腹感を得られます。食事制限は苦行ではなく、全ては工夫次第だということです。

体全体の脂肪を落とすために必要なことはスクワットや腹筋などの部分的なトレーニングではなく、本当に必要なことはカロリーコントロールです。

まずは、どう食べ方を工夫すれば摂取カロリーを苦痛なく減らせるのか、その方法を考えてみましょう。