ジョギングやランニングの足が太くならない走り方

ダイエットにジョギングやランニングを取り入れている場合、足が太くならないかが一番気になることだと思います。また、ジョギングをした直後にふくらはぎが太くなれば、心配になるのも当然だと思います。

ジョギングやランニングで足は太くなるのか、そして、足が太くならない走り方について詳しく解説します。

ジョギングではそれほど足が太くならない

まず、ジョギング程度の運動では足が太くなることはあまりないと思います。なぜそう言えるのかというと、マラソンランナーの足が細いからです。

女性の有名なマラソンランナーの足を写真で見てみてください。思っているような太い足はしていないと思います。

マラソンは42.195kmをかなりのハイペースで走る運動です。これはダイエッターが痩せるために行うジョギングとは比べ物にならないくらい体を酷使する運動です。

これほど体を酷使するような走り方をしているのに、マラソンランナーの足は思っている以上に細いのです。

痩せるために行うジョギングくらいで足が太くなるような心配はあまり必要ないと思います。

なぜマラソンランナーの足は細いのか?

まず、マラソンランナーは体の脂肪が少ないので足が細いのです。毎日練習で走っているので体の脂肪が極限まで搾り取れています。

毎日走っているので、足に筋肉が一定量は付いているはずです。それにも関わらず、マラソンランナーの足は細いのです。

ジョギングやランニングをすることで筋肉が付いたから足が太くなったと思うのが誤解であり、実際には足が太い主原因は足に付いた脂肪だと言えます。

逆に言うと、マラソンをした方が足によい意味での筋肉が付くので、足の形が美しくなるとも言えます。

足が太くなるのは短距離走の方

逆に足が太くなりやすいのが短距離走をした場合です。短距離走の場合は短距離をできるだけ早く駆け抜けるために瞬発力を必要とするので、筋肉の中でも速筋が鍛え上げられます。

筋肉には速筋と遅筋の2種類があります。速筋とは短時間で大きな力を生み出す時に使われる筋肉です。遅筋は長時間に渡って小さな力を生み続ける時に使われる筋肉です。

速筋を鍛えると筋肉が太くなりますが、遅筋を鍛えても筋肉は目立って太くなりません。速筋を鍛える代表的な運動は筋トレです。ボディービルダーの体が筋肉で大きいのは、速筋ばかり鍛え上げた結果です。

短距離走はボディービルダー的な走り方であり、長距離走はそうではなく遅筋を主に鍛える運動になります。

だから、長距離であるジョギングやランニングをしても鍛えられるのは主に遅筋なので、ジョギングやランニングをしてもそれほど足は太くならないのです。

ふくらはぎが太くならないランニング方法

なぜランニングをするとふくらはぎが太くなるのかと言うと、地面を蹴るような動作を伴う走り方をしているからです。だから、地面を蹴らないことを意識した走り方をすればふくらはぎは太くならないのです。

ふくらはぎには表層にある腓腹筋、そして深層にあるヒラメ筋の2つの種類の筋肉があります。ジョギングや特にランニングでふくらはぎが太くなったと思う場合、だいたいが腓腹筋が鍛えられたことによる結果です。

腓腹筋は主に地面を蹴る動作を伴う時に使う筋肉です。ランニングで腓腹筋を使い続ける走り方をすると腓腹筋が太くなり、これがふくらはぎ全体の太さを変えてしまいます。

ヒラメ筋はランニングの姿勢を維持する時に使われる筋肉で、ランニングによってそれほど発達するようなことはないでしょう。

ランニング直後にふくらはぎが太くなった場合

ランニングを終えた直後にふくらはぎが太くなってしまった・・・。ランニングをしたせいでふくらはぎの筋肉が発達してしまって、これはもう元には戻らないのでしょうか?

いいえ、ランニング直後にふくらはぎが太くなった場合、それはふくらはぎの筋肉がパンプアップしただけです。

パンプアップとは、筋トレをした直後に筋トレをした部位がパンパンに膨らむ現象のことです。

パンプアップで筋肉が太くなっているのは、筋繊維が発達して太くなったからではありません。一時的に筋肉内の水分が多くなることが原因です。パンプアップは数日放っておけば自然に解消します。

だから、ランニング直後にふくらはぎが太くなっても、すぐに悲観的にならなくてもよいと思います。