脂肪燃焼に効率のいい運動のランキング

効率よく脂肪を燃焼させる運動のランキングを記載します。誰にでもできる身近な運動のうちで、より脂肪を燃焼させやすい運動を選ぶ際の参考にしてください。

以下はそのランキングです。

1.水泳(バタフライ)…10.5kcal
2.水泳(クロール(分速70m))…10.5kcal
3.水泳(平泳ぎ)…9.4kcal
4.水泳(クロール)(分速45m)…7.3kcal
5.サイクリング(時速20km)…7.3kcal

6.山登り(約1~2kgの荷物を背負って)…6.8kcal
7.テニス…6.3kcal
8.水泳(背泳)…6.3kcal
9.ジョギング…6.3kcal
10.エアロビクス…5.7kcal

11.速歩(分速107m)…4.2kcal
12.バドミントン…3.6kcal
13.ゴルフ(カートを使って)…2.6kcal
14.ウォーキング(分速81m=通勤時)…2.4kcal
15.ボーリング…2.1kcal

16.ヨガ…1.5kcal

※右側のカロリー(kcal)は、運動を1時間した場合の体重1キロ当たりの消費カロリー。

例)体重60キロの人がバトミントンを2時間した場合の消費カロリーは、

60キロ×3.6kcal×2時間=432kcal

特殊な道具などを必要としない、誰にでもできる運動を選んでみました。

ランキングの順位と右側の消費カロリーを見て気付いたと思いますが、脂肪燃焼に効率のいい運動はすなわち消費カロリーの多い運動です。

水泳は体を冷やすから脂肪を燃焼させにくいとか、有酸素運動は20分以上継続しないと脂肪が燃焼しないとか、そういったことは全て非科学的な迷信です。

とにかく、脂肪燃焼の効率を決めるものは消費カロリーです。脂肪燃焼の効率は消費カロリーに比例します。

水泳は体を冷やすので脂肪が燃焼しない?

いいえ、水泳は最も脂肪を燃焼させる運動の1つです。体を冷やすと脂肪が燃焼しないというのは非科学的な迷信に過ぎません。

体温より低い温度の水中に体を置いて体が冷えた場合、カロリーを消費することで体温は平熱に保たれます。

また、体を冷やすと基礎代謝が下がると言う疑問を持つ人もいるかもしれませんが、体を冷やすと逆に基礎代謝は上がります。なぜなら、体が冷えると褐色脂肪細胞が活性化するからです。

褐色脂肪細胞とは、エネルギーを消費することで熱を生産する体脂肪のことです。摂取カロリーが過剰な場合に体に脂肪を蓄積する役割を持つ白色脂肪細胞とは違う種類の体脂肪です。

有酸素運動は20分以上しないと脂肪が燃焼しない?

これも間違った情報です。有酸素運動を30秒しても脂肪は燃焼します。運動時間は20分以上にこだわる必要は全くありません。

もちろん1日の運動の合計時間が短ければ総消費カロリーが少ないのでダイエットの効果は低くなりますが、短時間の運動を小刻みにやっても、1日の運動の合計時間を確保できれば間違いなくダイエットに役立ちます。

例えば5分間のジョギングを1日に4回やったのと、20分間のジョギングを1回やったのでは脂肪が燃焼する量は全くの同一です。

筋トレ後に有酸素運動をした方が脂肪燃焼に有利?

有酸素運動の前に筋トレをしてもしなくても、脂肪の燃焼量は同じです。もちろん筋トレも運動なので脂肪は燃焼します。その後に有酸素運動をしても脂肪が燃焼します。

筋トレをしてから有酸素運動をした場合、筋トレと有酸素運動のそれぞれの消費カロリーを合計した分だけ脂肪が燃焼します。

先に筋トレをしたからといって、その後に行う有酸素運動の脂肪燃焼量が特別に増えるということはありません。ダイエットにおける運動は消費カロリーが全てなのです。