甘いもの中毒から抜け出す方法。確実にやめるコツは?

なぜ甘いものをやめるのってこんなに難しいものなのでしょうか?甘いものが大好きだとどうしても摂取カロリーが過剰になって太りがちです。

特に生理前には甘いものを食べたい気持ちが強烈に湧き起ってしまい、もし甘いものをキライになる方法があれば知りたいと思う人さえいると思います。

この甘いものを食べたいという気持ちは、例えれば一種の麻薬中毒のようなのかもしれません。

甘いものを確実にやめられる方法を解説します。

なぜ甘いものが欲しくなるのか?

甘いものを食べたい気持ちは一種の麻薬中毒に例えられるほど強烈な欲求ですが、実際のところ甘いものが欲しくなる体のしくみは本当に麻薬中毒に似たものです。

「甘いものをどうしても食べたい!」と思っている時に甘いものを食べると、脳内にドーパミンという神経伝達物質が放出されます。

ドーパミンとはいわゆる脳内麻薬であり、快感と言う感覚を生み出す体内物質です。甘いものが食べたいと思って食べるというより、むしろ脳内にドーパミンを放出させたいから食べるという例えの方が正確かもしれません。

これはイライラから逃れたくてカフェインを摂取するためにコーヒーを飲む、という感覚と非常に似ているものです。

だから、甘いものを食べたい気持ちを根本的になくすためには、脳内にドーパミンを放出させるために食べる、という悪循環を断たなければならないわけです。

どうすれば甘いものをやめられる?

甘いものをやめたいと思ったその瞬間に、一切の甘いものを断つことです。例えればカフェイン中毒の人がコーヒーを断つのと同じです。

甘いものを食べたい欲求のままに食べていつまでも脳内にドーパミンを放出させていれば、その快感からずっと甘いもの中毒の状態が続きます。

でもいったん甘いものを断ってしまえば、しばらくすると全く甘いものを欲しいと思わなくなります。この状態になると甘いものを我慢してやめている感覚ではなく、本当に甘いものを欲しいと思わなくなるのです。

やめた直後は少しの間辛いと思うこともありますが、しばらくの間の辛抱です。

「甘いものをやめよう!」と決心した時、最後の日に好きなだけ甘いものを食べて、その翌日から一切の甘いものを断つとよいのではないでしょうか。

甘いものを食べても頭を使えば太らない?

「たとえ甘いものを食べたとしても、頭を使えば太らない」と言われることがあるようです。これはデスノートというマンガで出てきた会話の内容のようですが、本当のことなのでしょうか。

これはある意味では正しいことです。その理由は考えること(頭を使うこと)にもカロリーが消費されているからです。

正確に言うと脳は1日に基礎代謝として180gの炭水化物(ブドウ糖)を消費しており、これは消費カロリーとしては720kcalです。

問題は受験勉強や仕事などで頭をたくさん使うと脳が消費するカロリーがより多くなるのかというところですが、脳の活性化には限界があるので無限に消費カロリーが増えることはないようです。

脳は学習によって鋭敏に反応するようになり、これを活性化と呼んでいます。勉強や仕事で頭を使うと脳の反応がよくなるのです。

学習初期では脳が一定のところまで活性化するわけですが、いつかは脳のエネルギー消費量には限界がきます。

際限なく学習を続けると数年くらいで脳が省エネモードに入り、この省エネモードでは脳がそれほど活動していなくても「答えがパッと出てくる」ような状態になります。

この省エネモードに入ったことは「熟練、熟達」というレベルまで達したことを意味するようです。

結局脳の消費エネルギーには個人差はあり得るけど、頭を使えば際限なく増えるわけではないということです。